【愛玩動物看護師だより】 クリスマス。 ワンちゃん猫ちゃんも喜んで、つい・・・

 

メリークリスマス!皆様、いかがお過ごしでしょうか?
今月は楽しいクリスマスですね♪ 今回お話させて頂くのは、クリスマスにちなんで、この時期に多い誤食、誤飲についてです!

誤食、誤飲とは、本来犬や猫が口にしてはいけないものを好奇心などから誤って飲み込んでしまう事故のことをいいます。これは、消化管の閉塞や中毒を引き起こし、命に関わる危険な状態になることもあります。

 

 

クリスマスの時期に多いのが、クリスマスの飾りや鶏の骨などを飲み込んでしまって、催吐処置(食べてしまったものを吐かせる処置)や外科手術(お腹を開けて異物を取り出す手術)をしなくてはいけないというケースです。

 

 

 

また、ポインセチアという赤い綺麗なお花をご存知でしょうか。

 

 

 

 

このお花、犬にとっては食べると中毒症状を起こす危険なものなんです。 ポインセチアの茎や葉に有毒成分である「フォルボール」という物質が含まれており、犬が食べてしまうと、嘔吐や下痢、よだれ、皮膚炎などをはじめとした中毒症状を引き起こす可能性があります。

 

 

この時期はこれらを特に気を付けて誤って食べないよう対策をしましょう!

 

 

 

 

対策としては、食事中は動物さんをケージやサークルにいれて、食べ物に触れられないようにしたり、クリスマスの飾りやポインセチアを飾る場合は、動物さんが入らないお部屋に飾ったり、動物さんが絶対に届かない位置に飾るようにしましょう。

 

 

 

また、ワンちゃんネコちゃんの中には、飼い主様に注目されたくてわざといたずらをして、普段は興味ないものを咥えてみたりかじってみたりして、その結果飲み込んでしまうこともあります。注意深く見守ってあげてください。

 

 

 

万が一、誤って食べてしまった場合は、なるべく早めに病院を受診することをおすすめいたします。

 

 

 

最近は日中でも寒さの厳しい冬本番を感じる季節となりました。皆様、お体にはくれぐれもお気を付けて、楽しいクリスマス、年末年始をお過ごしください。

 

 

 

 

愛玩動物看護師 浅井

 

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